ローションパックで、肌に透明感が表れる
山本 もう一つ質問。肌が敏感に傾いた時は化粧水をやめたほうがいいと言う人もいますが、瀬戸口さんはどうお考えですか?
瀬戸口 肌荒れは、角質が事故を起こした状態。傷ついた角質を油分のあるバームでコーティングした上からローションパックで浸すと肌が落ち着いてふっくらします。
山本 ローションパック以外の化粧水の使い方のコツは?
瀬戸口 いきなり大量の水分を与えても肌は受け入れられないので、3回くらいに分けて少しずつ足して、最後は優しくパッティングしながら入れ込みます。化粧水、乳液やクリームの後に、仕上げにも化粧水を与える水のサンドイッチもおすすめ。
山本 昔使っていた引き締め化粧水のイメージですね。ところで、私は美容液のようなとろみのある化粧水が苦手。潤っていなくても、しっとり感でごまかされてしまうようで……。
瀬戸口 わかります! 私もです! あれは入れるのではなく、乗せる化粧水。開発側視点からいうと、シャバッとした感触の化粧水は処方が難しいんです。いずれにしても、乳化技術もどんどん進化し、化粧水で潤いの持続もハリを出すことも可能になりました。日々のローションケアで肌を整えると、ミニマムな油分で自立する健康な肌をキープできます。
山本 気持ちいいだけではない化粧水の力を再発見できました。