やっと舞台に立てる喜び
昨年はコロナの影響で、僕が出演することになっていた舞台が中止に。今年に入っても舞台の制作発表を終え、稽古が始まるというときに取り止めになったりした。ストレスがなかったといえば、嘘になります。やはり年齢のことを考えると、1年のロスは大きい。自分で納得のいく演技を見せられなくなったら、兄同様、退き時だと考えるでしょうね。
今年の7月には藤山直美さん主演の舞台『おあきと春団治』に出演します。10月には新派の名優・花柳章太郎の追悼公演『十月新派特別公演』の中で『太夫さん』の演目に出させていただきます。やっと舞台に立てる喜びは大きいですし、お客様にひととき現実を忘れていただける舞台にしたいと思っています。
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他にも、『婦人公論』7月13日号では、父・阪東妻三郎さんとの思い出、デビューのきっかけ、兄・正和さんのお茶目な一面などを明かしている。