みねさをり 1952年7月15日福井県生まれ。58期生として宝塚歌劇団に入団。研2(入団2年目)での新人公演主演は当時の新記録。83年星組トップスターに就任し、87年に退団。日本舞踊家「西崎峰」としても活動した。2014年、宝塚歌劇団創立100周年を記念して創立された「宝塚歌劇の殿堂」に最初の100人の1人として殿堂入りを果たす。21年1月30日、甲状腺がんのため、東京都内の病院で死去。享年68

病気のことを知った時は泣いてしまったんですけど、とにかく対応しなければと動きました。会場のホテルや三木先生、吉田先生、ペイとの連絡や調整はずっと私がしていたので、すぐに3人にも知らせて。

ただ、まさかこんなに早く逝ってしまうとは誰も想像もしなかった。なので、一度はみねちゃんのぶんも2人で頑張ろうという話になったんです。でも私は「やろう!」という気になれなくて。

4人の意見が「中止」で一致したところで、会場のホテルのイベント担当の方に「峰が体調を崩したので今回は中止にさせてください」とお願いしました。すぐに了解していただき、「峰さんがお元気になられたらぜひ」と言っていただき、本当のことが言えずつらかったですが、とてもありがたかったです。

お昼過ぎ、美由紀ちゃんに中止の連絡を入れました。「みねちゃんがいないと意味がないから今回は中止にしました。みねちゃんに伝えてね」と。「ありがとうございます」と言っていたのに、その夜、9時過ぎにまた電話がかかってきて「さっき、息を引き取りました」と告げられ、声も出ませんでした。