女性ホルモンの減少が薄毛の原因に
加齢による薄毛も女性に多い悩みのひとつ。それには、ホルモンバランスの乱れが影響していることが多いといいます。
「男性ホルモンのテストステロンが毛根でジヒドロテストステロンというホルモンになり、抜け毛が促進されると、薄毛が進行します。女性の場合、閉経後に女性ホルモンが相対的に減少し、男性ホルモンの影響がより出るようになるため、薄毛が進んでしまうのです」
こうした薄毛の悩みに対し、近年は治療法も進化しているそうです。
「内服薬による治療がずいぶん普及してきました。ジヒドロテストステロンをブロックして、抜け毛を防ぐことになる薬『スピロノラクトン』と、血流を改善し、髪の毛を増やす薬『ミノキシジル』を用いるのが一般的な治療法です」
髪と頭皮のトラブルを予防するために、まずは、自分でできることから始めてみましょう。次ページから、健やかな髪を維持するための生活習慣について紹介します。