「大変なこともあるけれど、郷ひろみを生きられるのは僕しかいない。そのことに喜びを感じるし、郷ひろみは真に幸せでなくてはいけないと考えています」

「プラチナの70代」を迎えたい

郷ひろみとして生きていくのを負担に感じることはありません。もはや、誰かに見られているほうがラク。というより、見られていると意識するからこそ、若々しくありたいという意欲が湧いてくるのだと思うのです。大変なこともあるけれど、郷ひろみを生きられるのは僕しかいない。そのことに喜びを感じるし、郷ひろみは真に幸せでなくてはいけないと考えています。

だって自分が幸せでなかったら、すべてのパフォーマンスが噓になってしまうから。驕っていると思う人もいるかもしれませんが、幸せでない人間が誰かに希望を与えることなどできないと、僕は確信しているのです。

2020年、『黄金の60代』という本を執筆しました。僕は60代を充実した時期にしようと自分で決め、50代はその準備に励んだ。黄金期だったといえるかどうかは、70歳になった時にわかること。ここまでの6年間は計画通りに過ごすことができたと感じています。

次なる目標は「プラチナの70代」を迎えること。そのために、いかなる努力も惜しまない覚悟です。どこまで行けるのかわかりませんが、邁進していきたいと思っています。