子どもたち5人の食費が、家計の中で最優先
とはいえ、毎月の生活費は本当にギリギリです。養育費も、皆さんが想像されるほどたくさんはもらっていないので、日々の生活を回していくだけで精いっぱい。
目下、我が家の家計で最優先しているのは食費です。なにせ、食べ盛りの子どもが5人もいるので、とにかくハンパじゃない(笑)。一升炊きのお釜がフル回転で、お米は1週間で8キロを完食。おかずは、唐揚げだったら1回に鶏肉2キロが必要で、60個作ってもあっという間に消える。牛乳も、1週間に1リットルパックが10本以上なくなります。
でも、成長期の子どもたちにとって食事は何より大切ですから、多少高くても、体にいいものを食べさせたい。牛乳、納豆、野菜は週に1回宅配業者を利用し、値段の張るお米やお肉は、地元のお店やスーパーで購入しています。
離婚後は、外食もいっさいしなくなりました。だって、回転寿司に行っても、家族6人だと回転寿司の値段じゃなくなるでしょう(笑)。だったら、そのお金でおいしいお肉を買ってきて、家でお腹いっぱい食べたほうがいい。
疲れているときは、お惣菜を買ってラクしたいなと思うこともありますよ。でも、6人分買い込めば重くて持ちきれないし、値段だってバカになりません。それを天秤にかけたら、やっぱり自分で作らなきゃって。市販のポテトチップスを買ってもあっという間になくなってしまうので、今では自分でスライスしたジャガイモを揚げて、手作りしています。
自力で生きていくために助産師を目指し学生に
離婚を見据えてという理由からではなかったのですが、おととしから助産師の資格を取るための勉強も始めました。
もともと子どもが好きだったことに加え、三男と長女を双子で出産したときに、世界各地の恵まれない母子の支援活動をしている「ジョイセフ」というNGOとお仕事をさせていただいたこともきっかけに。活動にかかわるうちに、私も医療者となって責任を持ち、苦境に置かれているお母さんたちをもっと応援したいと思ったのです。
それがちょうど40歳を目前に控えた時期だったので、「自分の人生は、まだあと半分あるな」と。モデルの仕事はこれからも続けていくつもりですけど、人生があと半分あるのなら、第2の職業を持つのもいいなって。