岡田准一さんが演じるのは…

「血の匂いのするような、地に足のついた信長像を」
(岡田准一さん)

どんなに苦しい目にあわされても、家康が必死にその背中を追い続けた織田信長を演じるのは、岡田准一さん。『軍師官兵衛』(2014年)で主演の黒田官兵衛を演じて以来、2度目の大河ドラマの出演となる。

「大河ドラマは思い出深いというか。松本くんに相談されたときも『ぜひやったほうがいいよ』と言いましたね。織田信長はみなさんのなかでイメージがあると思うのですが、こういう信長もありだな、という説得力のある信長を演じたい。血の匂いのするような、地に足のついた信長像を目指したい」

と熱意みなぎる岡田さんに、松本さんも、

「古沢さんの描く信長像を少しだけ見せてもらった時、岡田くんのイメージにぴったりだなと思いました。岡田くんが、『1つの役に1年かけて向き合うことは大きな経験になった。大河ドラマのオファーがあった時はいつでも受けたい』と言ってくれたから、今ぼくはここにいます。まさか今日こうやって隣に立つことになるとは思わなかったですけど。実際に事務所の先輩なので、その憧れのままに演じることができるかな」

松本さんと岡田さんの役どころは

と、今から息がぴったりの様子。岡田さんは楽しみにしてることがあるそうで……

「黒田官兵衛にしろ、石田三成にしろ、今まで秀吉配下の役が多くて、それより上の立場をやったことがなかったんです。今度は秀吉を引きずり回せる(笑)。今まで振り回されてきたぶん、引きずり回したい。松潤も心理面で振り回せますし。視聴者の方に『ひどい』と言われるほど攻めていきたいですね」(岡田さん)

古沢さんが描く信長は兄のように優しくもあり、鬼のように厳しいときもあるという。どのように家康の人生に関わっていくのか、見逃せない。