イラスト:若林夏
SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みが話題になり、環境への意識が高まっているこの頃。エコバッグを使う、食材を無駄なく使う、電気をこまめに消すなどの行動を心がけている人も多いのでは。エコ生活を続けることは、節約にもつながります。梅野光恵さん(50歳)が自分の生活を見直したのは8年前。ひとり暮らしを始めたのがきっかけでーー

見直そう、生活から人間関係まで

私が〈エコ道〉に入ったのは、8年前に家を買い、ひとり暮らしを始めてから。それまでは実家に生活費を入れていたが、光熱費の領収書や食品、日用品のレシートを自分でチェックするようになると無駄遣いが目についた。

住宅ローンの支払いも始まり、出費はなるべく減らさねばならない。また独身なので老後のための貯蓄も頭をかすめる。頭の中はお金と今後の不安でいっぱい。その一方で、毎日の仕事から帰ると疲れもあり、節約に追われるだけの生活にはしたくない。

まず断捨離の精神で洋服や食器などを捨て、日常生活で負担となっているものを見直し、整理するという考え方に目を向けた。ちょうど職場での異動もあり、仕事内容や人間関係ががらりと変わったので、生活自体も変えてみることにした。まずは人間関係の見直しである。

新しい職場では、異動してきた私はよそ者扱いされている。それなら今までのように自分をよく見せ、友好的な人間関係を築くという考え方を捨てよう。周囲の会話にはあまり深入りせず、あっさり受け答えするなど、必要最低限のつきあいにしてみたところ意外と気楽。

飲み会は社会人としてのマナーでもあるので、一次会には参加。だが二次会は断り、面倒なつきあいを減らす。一度スキップできれば、次から自然に断れるようになり、経済的にも節約効果あり。