「何が何やら、わけわからん状態」が何よりしんどかった
だけどやっぱり、お金に追われる生活って、精神的にも肉体的にも本当に過酷なんです。(今も続いてますけど……笑)
毎日、電話がジャンジャン鳴って、電話を取るたびに謝って、現金が入るたびに、次の日には銀行に振り込んで、のくり返しです。
さらに、支払いが滞るとすぐ、差し押さえの手紙が来ます。ちなみにこの手紙を初めて見たときは、「わぁ、ドラマとかで見る差し押さえの本物だぁ。やっぱり赤字で書かれてるんだー!」と、ちょっと感動しました。「せっかくだからとっとく!」って言う私に、「それ、どうせ毎月来るで」とかつみさん。確かに、その後もイヤというほど、届きました〜。
それに最初の頃は、利息のバカ高いサラ金にも手を出していたから、まさに毎日が自転車操業。
私も、かつみさんに頼まれてもいないのに、自分で働いた分も必死になって支払い分に放り込んでいました。
なんで、そこまでできたのかというと、まず、かつみさんが友人、知人には絶対にお金を借りない主義で、すべて銀行とかの金融機関からの借金だったこと。そして、「借金は自分が作ったもの。だから自己破産せずに、必ず自分で返し切る」と話してくれた姿が男らしい、応援したいって思えたからです。
だけど、毎日、山のように督促状は来ます。だいたい、借金の仕組みも全くわかんなかったし、催促キツいからココ払う〜! とか、支払いも行き当たりばったり。
かつみさんの助けになりたい一心で頑張ってても、「何が何やら、わけわからん状態」。たぶん、何よりコレがしんどかったと思います。