少しずつ色の異なるピンクの衣装で
「新しい地図」の稲垣吾郎さんが主演を務めることが発表されたミュージカル・コメディ『恋のすべて』(鈴木聡さん作・演出)のチラシビジュアルが解禁された。
「依頼内容は恋に落とすこと」
物語の舞台は1930年代のアメリカのとある都市。ニック・テイラー(稲垣吾郎)は探偵で、過去に大切な探偵仲間シドを事件で亡くしている。シドの未亡人に送金しているためいつもお金がない。そんなニックの元に経営者のクラーク・キャンピオン(羽場裕一)が現れ「娘を恋に落としてくれ」と依頼する。クラークは箱入り娘のコニー(花乃まりあ)に近づくテディ・モーリー(松田凌)という若者のことを苦々しく思っているが、富豪の未亡人でテディの母、カミラ・モーリー(北村岳子)に投資を頼んでいる手前、彼を追い払うことはできない。そこで、カミラからの投資の契約が終了するまで、コニーをテディから遠ざけてほしいと言うのだ。破格の依頼料に、仕事を引き受けるニック。しかし一緒に時を過ごすうち、ニックとコニーの間には「恋のような感じ」が漂いはじめる。さらにクラークは、自分の愛人ザラ・エイミス(石田ニコル)も使ってテディを誘惑しようとする…というあらすじ。
公開されたビジュアルにはキャストが勢揃い。ニックを演じる稲垣吾郎さんの左隣にコニー役の花乃まりあさん、右隣にカミラ役の北村岳子さん。
後列には左からテディ役の松田凌さん、ザラ役の石田ニコルさん、クラーク役の羽場裕一さんが並ぶ。
少しずつ色が異なるピンクの衣装が、キャストそれぞれの魅力を引き出す本ビジュアル。
キャストのさまざまな表情を見ることができるメイキング映像も公開されている。
動画の中で「大人なラブコメディで、このカンパニーでしか作れないようなカラーができると思いますし、せっかく舞台に立てるわけですから、喜びを感じながらカンパニー一同楽しくやって、それが観に来てくださるお客さんに伝わればいいなと思っています。会場でみなさんにお会いできるのを楽しみにしています」
と語った稲垣さん。
舞台でどんな「色」を見せてくれるか楽しみだ。
歌い、踊り、魅了する。稲垣さんが演じる大人な探偵物語は2021年2月11日から2月27日まで、東京建物Brillia HALLで上演される。