ミュージカル、歌舞伎、テレビドラマ――ジャンルの垣根を越え、さまざまな場で活躍する3人の表現者がユニット「IMY(アイマイ)」を結成して1年。彼らが作り上げる舞台がいよいよ上演されることに。彼らの友情、そしてお互いへの思いとは(撮影=小林ばく 構成=大内弓子)
《クレイジー担当》の僕ら
城田 この3人のなかで最初に知り合ったのが、松也と僕。
松也 同じ高校で僕が1学年上。いわゆる芸能コースだったんですけど、3学年まとめてひとクラスみたいな感じでしたから、学年の枠を越えて一緒に遊んでいたんです。
城田 カラオケ行ってゲームして、松也の家に行って。しかも、お互い、それぞれの学年の《クレイジー担当》と呼ばれる盛り上げ役みたいなものに任命されていた。
山崎 選ばれたの?
松也 3年生のナカモリくんに「お前が2代目だ」って任命されて。学校ではよくふざけてて、先生に怒られてたから。
城田 代々続いている担当かと思っていたら、そのナカモリくんから始まって、僕らの3学年だけにしかなかった。でも、松也は無理していたよね。
松也 ビジネスクレイジーでした。
城田 僕はナチュラルクレイジー。
【IMY(あいまい)】
山崎、松也、城田の3人で2019年より始動したプロジェクト。オリジナル作品を製作する。名前の頭文字から「IMY」と名付けられた
山崎、松也、城田の3人で2019年より始動したプロジェクト。オリジナル作品を製作する。名前の頭文字から「IMY」と名付けられた