上機嫌じゃなくても上機嫌のフリならできる

僕は、「楽しいから笑うんじゃない、笑うから楽しいんだ」という言葉が好きだと著書にも書きましたが、これは、どんなことでも「カタチ」を整えれば、そのカタチに気持ちも整えられていくということだととらえています。

『ゴゴスマ石井のなぜか得する話し方』（著：石井亮次／ダイヤモンド社）
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実際に、口角をあげているだけで本当に笑っていなくても、医学的には笑っているのと同じような免疫力アップ効果があるとも聞きました。

だから、本心から上機嫌じゃなくても「上機嫌風」を装いましょうということです。

だいたい大人で仕事をしていて、いつでも心から上機嫌なんて幸福な人はそんなにはいないでしょう。誰だって、しんどい日もあるし、面倒な仕事もあるし、うっとうしい人間関係もあります。うまくいかないこともあるし、気が重い時だってあるでしょう。

でも、それをストレートに見せるのは「損」です。なぜ「損」かと言うと、イライラしたり暗い顔をしていたり不機嫌そうにしている人には、誰も近づいてこなくなるからです。

そうすると、楽しい話題も大切な情報も入ってこなくなる。なんとなく重たげな空気をまとってしまって、そこから抜け出すのにも時間がすごくかかります。

反対に、内心はどうあれ上機嫌のフリをしていれば、いろんな人が気軽に話しかけてきてくれるし、そこに笑いも生まれます。適当に話を合わせたり、笑ったりしているうちに、気がつけば本当の上機嫌になっているものです。