自分の人生は自分で決める。他人からどう言われようと

周りの大人が言う、いい高校、大学、大企業に入って何歳で結婚して、というのが私には向いていないと幼心に思っていました。

『1ミリの優しさ―IKKOの前を向いて生きる言葉』(著:IKKO/大和書房)

その向いていない人生の選択を押し付けようとする大人がすごく嫌だった。なんで決められた枠の中にはめようとするのだろうって。

その枠に入らないためには自分の生きてゆく道を早く決めることが大切だと気づきました。

会社に行って男らしく働くのは、私には向いていないから、私に水が合うところはどこだろうと考え抜いたの。それが美容室でした。

当時は美容室で働く男の人は、女性っぽい中性的な人が多かった印象でした。だから、そこでなら働けるのじゃないかと思った。

他人からどう言われようと自分に水が合うと思った場所は、確かだと思う。他人に主導権を渡さずに、自分の人生は自分で決めること。