ママをリスペクトしている理由

私は2014年に結婚して、今6歳の娘と3歳の息子がいるのですが、育児って本当に大変なんですよね。うちのママの場合は、孤独や不安と闘いながら私と妹を育てていたわけで、大変なんてものじゃなかっただろうなと今になればわかります。

実際にママはストレスが溜まって、倒れてしまったことがあるんです。そこでママは「このままじゃダメだ、自分の心をコントロールしなければ生きていけない」と思ったのでしょう。ポジティブシンキングについての本を読んだり、瞑想をしたりすることで自分を変えて……。

やがてスポーツジムの運営を始めて、いきいきとした輝きを取り戻すことができました。私はその様子を近くで見ていて、人間は努力次第でこんなにも変われるんだということを学びました。

私は子どもの頃、学校の長期休暇はママの実家があるロサンゼルスで過ごしました。中学時代にアメリカでゴスペルと出会ったことが本格的に音楽に目覚めるきっかけになり、高校時代に一人でアメリカへ渡り、教会の聖歌隊に入りました。

メンバーは私以外、ほとんど黒人。異質な存在だったからか、隣に座ろうとしただけで舌打ちされるなど、ちょっと嫌な思いもしました。

ところがある日、教会のイベントでダンスを披露したら歓声が上がって、みんなの態度が豹変。「あなたは何人なの?」「どこでダンスを覚えたの?」と盛んに話しかけられるようになったんです。

きっとみんな「この人は何者なんだろう?」という怖さから、私を警戒していたんですよね。私のことを知って、敵じゃないとわかってもらえたら、優しく接してくれた。自己表現することの大切さを痛感しました。

もしかしたら、こういう行動力はママ譲りなのかも。感謝感謝ですね。芯の強さや聡明さを持ったママのことを本当にリスペクトしています。