イラスト:小林マキ
今年も花粉の時季が到来します。マスク習慣の定着で昨シーズンはインフルエンザ感染者が激減したと聞きますが、花粉症にもいい効果があるのでしょうか? コロナ禍における花粉対策について、専門家に聞きました(イラスト/小林マキ 取材・文・構成/葛西由恵《インパクト》 デザイン/米山和子《プッシュ》)

花粉症を悪化させない5つの生活習慣

1)ワセリンの鼻バリアで花粉をシャットアウト

「米粒大のワセリンを綿棒にとり、両方の鼻の入り口内側にくるりとのばすように塗ってください。あまり奥に入れると鼻の粘膜を傷つける恐れがあるので、注意しましょう」(岡野先生。以下同)

目のかゆみなどが気になるときには、目のまわりに塗るのも有効だといいます。

 

2)静電気を防止して、花粉を寄せ付けない

花粉を寄せ付けてしまう静電気を発生させないためには、衣服の組み合わせを工夫したいところ。

「ウールやナイロンはプラスに、アクリルやポリエステルはマイナスに帯電しています。異なる電荷を持つ素材同士の重ね着は、静電気が発生しやすいので、避けましょう」

または、静電気防止スプレーなどで予防すると安心です。