3)市販の点鼻薬を上手に活用して

花粉症の症状を手軽に軽減できるのが市販の点鼻薬です。

「抗ヒスタミン薬は主にくしゃみや鼻水に、ステロイド薬は、くしゃみ・鼻水のほか、鼻づまりにも効果があります。ステロイドと聞くと副作用が心配という人がいるかもしれませんが、1日2回噴霧するタイプの最近の薬は、花粉症シーズンの数ヵ月間使用しても、副作用の心配はほとんどありません。継続的に噴霧することで炎症を鎮める薬ですから、決められた頻度で継続的に使用すれば十分な効果が得られます」

 

4)腸内環境を整えて自然免疫を高めよう

免疫細胞の7割が集中しているといわれる腸内環境を良好に保つことが、アレルギーの予防になると岡野先生はアドバイスします。

「善玉菌を増やす発酵食品や食物繊維が豊富な食材を積極的に摂りましょう。とくにヨーグルトは、花粉症の症状をやわらげるという多くの報告がありますから、習慣にするとよいでしょう」