（5ページ目）坂井真紀×工藤阿須加「日本初上陸！パンとスイーツのクッキングコンテストで起こる人間ドラマ。〈いてくれてよかった〉と言われ励みに」クッキング・リアリティ番組『ベイクオフ・ジャパン』特別対談　｜芸能

試練を乗り越えていく人間ドラマの側面も

坂井　やっぱり『ベイクオフ・ジャパン』の魅力は、ベイカーさんたちの人間ドラマですよね。

工藤　皆さん、いろいろな思いがあって、この番組に臨んでいて、次々に試練を与えられながらも、必死なんです。自分たちで答えを見出したり、誰かのために作ったりする姿に、心を打たれるはず。そこで生まれるドラマは本当に、これから先の皆さんの勇気になるのか、希望になるのか、いろいろな思いの原点になる可能性を秘めていると思うので、僕はすごく素敵なものが出来上がったのではないかと思っていますね。

坂井　私も、工藤くんがおっしゃる通りだと思います。そして、世界的に活躍していらっしゃる鎧塚さんと石川さんがどのようなジャッジをされるのか、お菓子作りをする方は、とても興味があるのではないのでしょうか。

工藤　競い合うので、味はもちろん見た目でも判断しなきゃいけなくて、ジャッジするポイントにおいても鎧塚さんと石川さんも悩まれていましたし、おふたりの意見が一致することもあれば違うときもありました。そこがまたリアルというか。ジャンルの違う、スイーツの鎧塚さん、パン職人の石川さんというプロの意見は、僕らも聞いていてすごく楽しかったですし、勉強になりました。

坂井　自分の作ったお菓子を見てもらえるということで、ベイカーさんたちもすごく喜んでいましたよね。鎧塚さんも石川さんも、さすがだなぁと鳥肌がたつようなことをたくさんおっしゃって。何事もそうかと思いますが、技術だけでなく、心の在り方や目標に向かう姿勢も大切。お二人の言葉たちは心にささります。そこも見どころになっていると思います。