下に、老後に想定される住み替え時期と住み替え先を、ロードマップにしました。
自宅から1回も住み替えないのが(1)のパターン。介護が必要になったら介護保険サービスを利用し、最期まで自宅で過ごします。ただし、要介護度が上がったのに世話を頼める家族がいない、といった理由で施設系へ移る(2)のパターンがあることも、必ず想定しておきましょう。
(3)は、まだ元気だけれどひとり暮らしは心配、子どもの家の近くや便利な場所に住みたい、老朽化した持ち家を手放したい、といった希望から住宅系に住み替えるパターン。そこで安心・安全な生活を楽しみつつ、要介護度が上がったら施設系に再び住み替えるのが(4)です。
このロードマップを頭の片隅に置いておくだけでも、老後に起こりうる環境の変化に落ち着いて対処し、住まいを検討することができるはずです。では、おひとりさまの高齢期の住まいについて、特徴や費用をさらに詳しく紹介していきます。