相続トラブルは「カカオマメ」に注意

先の例のように、多くの相談事例を通じて、トラブルに発展しないための5つの心得を実感しています。それが「相続はカカオマメ」です。

【カ】 感情的にならない
【カ】 勘違いをしない
【オ】 思い込まない
【マ】 巻き込まれない
【メ】 メールではなく面談で

 

【カ】感情的にならない

家族には第三者にはわからない家族の歴史や気持ちのすれ違い、愛憎があります。そのため「感情的に」なりがちです。仕方ないことではありますが、その時に、解決をしたいのか、揉めて、次世代にもめ事を引き継がせたいのか、冷静に考えることをお勧めします。

 

【カ】勘違いをしない

また、人間ですから、どうしても起こってしまうのは「勘違い」。親族に関わることは、事実確認は不可欠です。その際も強い口調で相手を追い込むような聞き方は避けましょう。

 

【オ】思い込まない

人の話を良く聞かずに、自分で勝手に解釈したことを「思い込んで」しまう方は一定数います。話し合いの際に、お互いに思い込みはないのかと自覚して臨むことが円滑な話し合いにつながります。