「エライね」という言葉で褒めることもしなかった
大人だって、叱られるよりも褒められる方が気持ちいいですからね。褒められると自己肯定感が高くなり、やる気が出て、表情も明るくなります。
一方、いつも叱られて育った子どもは、自己肯定感が低くなるし、親の愛情をあまり感じられず、表情も暗いように思います。親がかける言葉ひとつで、子どもが伸びるかどうかが決まると言っても過言ではありません。
お母さんが眉間にしわを寄せて、いつも子どもを叱ってばかりいると、親子ともに楽しくないですよね。子どもは日々、成長します。
まずは、子どもならではの可愛い言動を面白がりながら、楽しく子育てしてみませんか。そのためには、子どもが何かできたときには、ちょっと大げさなくらいに褒めることから始めましょう。
大人は、よく「エライね」という言葉で褒めることも多いのですが、「偉い」という言葉は、人間を上と下に位置付けをし、下から見上げたときによく出てくるものです。多分に大人の事情(経済的、社会的ステイタス等)が含まれているので、私は「エライ」という言葉は嫌いでした。
人をわずかなことで分類するような価値観を子どもに持ってほしくなくて、私は「エライ」という言葉は使わずに、「すごいね」と声をかけていました。
お子さんが何かできるようになったときや頑張ったときには、「すごいね」と驚いて見せて、褒めて伸ばしてあげてほしいと思います。