汚れは「すすぎ」で落ちる

洗い→すすぎ→脱水の行程は、細かくみると、次のようになっています。

洗い→脱水→すすぎ→脱水→すすぎ→脱水

準備として、洗濯機で洗う前の前処理・予洗い、つまり「プレウォッシュ」で汚れを繊維から浮かせます。過程としては、プレウォッシュ液(空のスプレーボトルに弱アルカリ性の洗濯用液体洗剤と水を1:1の割合で入れたもの)を吹き付け、15分ほど置いておくのがお勧めです。

図2:汚れが「脱水」と「すすぎ」で落ちるまで (図:『日本一の洗濯屋が教える間違いだらけの洗濯術』より)

次に、洗濯機の「洗い」によって、汚れが繊維からはがれていきます。ただし、まだ汚れが完全に繊維から離れたわけではありません。

洗いのあとの「脱水」で、汚れが繊維から離れます。そして 「すすぎ」で、汚れが落ちるのです。

このように、「すすぎ」の行程がじつはものすごく重要なのです。