いつの間にか自分より年上になった愛犬”こぶし”。病院に連れて行く回数が増えていく日々で、やついさんが思うこととは(写真:『うちの犬がおじいちゃんになっちゃった 愛犬こぶし日記』より)
39歳でパグの”こぶし”を飼い始めたお笑いコンビ「エレキコミック」のやついいちろうさん。2011年12月27日に迎えてから、家にいる時間はすべてこぶしと一緒に過ごしてきました。しかし仔犬だったこぶしも大きくなり、今や犬として60歳を超える年齢まで成長。自分よりも年上となった日々で、犬が人より早く歳を取ることについて、改めて考えさせられるようになったそうです。一方、自然と病院に連れて行く回数も増えていく中、お金や保険についてはいろいろと思うところがあるようで――。

犬の寿命はここ30年で倍になったらしい

犬と暮らすにはお金がかかる。

犬の保険はあるが僕らは入らないままここまで来てしまった。今となっては入っておいた方が良かったかなと思うけど、もう今更だろう。ヘルニアと尿道結石は診断されてしまったから適用されないし。先が見えたら良いのになー。

ヘルニアになったときにも保険を調べたけど、10歳からでも入れるところは結構あった。犬の寿命はここ30年で倍になったらしい。

確かに僕の子供の頃の犬はほぼ外で飼われていたし、雑にごはんの残りものをあげられたりしていたから、大体7、8歳くらいで死んでしまっていたんじゃないだろうか。多くの場合、お店で買ったりしないで、拾ってきた犬を飼っていた気がする。すべてが雑だったんだろう。

今でも東南アジアに行くと、昔の日本はこんな感じだったなという風景が見られる。室内で飼っている犬なんてほとんど見たことがない。

飼い方もメチャクチャだったんだろう。そういえば、スポーツのトレーニングもメチャクチャだったもんな。

水を飲んじゃいけないとか、うさぎ飛びで階段を登るとか。身体に逆効果のものばかりやってたんだから。きっと犬の飼い方もそうだったんだ。