宇良の動きを真似てみた


逸ノ城は中日に前頭2枚目・琴ノ若に敗れ2敗に。
照ノ富士をはじめ2敗力士が7人となった。

大相撲は立合いが大切だ。

6日目のNHKテレビの正面解説の秀ノ山親方(元大関・琴奨菊)は、力士人生を振り返り「仕切り線の70センチに命をかけてやってきた」と話していた。土俵は4m55㎝しかない。立合いに失敗すると、取り返しがつかないことになる世界だ。

私は関脇・若隆景、前頭3枚目・宇良、前頭6枚目・翔猿の立合い前の仕切りが好きだ。「行くぞ、行くぞ」というジリジリした意欲が感じられるからだ。

ところで宇良が最後に塩を取りに行ったときにやる手の動きが気になっている。4日目の正面解説の舞の海さんも気にしていて「なにか持ち上げるような仕草」と表現し、「おまじないか」と話していたが、私はお米をとぐような手の動きだと感じていた。勝利へのルーティンとして、アナウンサーが宇良に質問したが、具体的な意味は語られなかったそうだ。で、真似してみた。

落ち着く、呼吸が整う。

バスがなかなか来ない時に、停留所でこれをやって待っていればイライラしないで済むと思う。ある程度の年齢になると、街中でおかしなことをやっても「変なバアサン」で済んでしまうから気にすることはない。力士の仕草を生活に活かそう。

力士が人生をかける土俵はたった4m55㎝(写真提供◎AC)

 

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