「(今までで、一番幸せだったのは)恵美子のコンサートに、ゲストで出さしてもらった時かな。生きててよかった、思ったわ」(芦川さん)

上沼 悲しいこと言うようやけど、私も67歳になりました。25年以上続いた『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』も『快傑えみちゃんねる』も終わり、『バラエティー生活笑百科』は卒業させてもらった。私の時代は終わったと思っていたところに、今年、愛犬のベベが亡くなって。

その時、思ったのよ。私、心も年とったんやなあって。夕方になったら、涙が出てくる。ベベと一緒に歩いた散歩道を見るだけで、わ~って悲しくなって。1ヵ月は泣いたなあ。その時、味方がほしいと思ったんよ。

芦川 うん。

上沼 味方っていったら、家族とか、子どもや夫になるんかな。そうやけど、私にとって夫が味方かどうかちょっとわからへんなって思ってたら、この間すごいこと言われてね。

「たとえば、君がクスリをやったとしよう。そうしたら、スタッフや取り巻きの人たちがワーッといなくなる。誰もいなくなって残るのは、僕と2人の息子だよ」って。それは、嬉しかったね。でも、何回も言うねん。「君がクスリをやったとして」って。

芦川 あはは。