アンコール曲「あなたがいるから」。天使をイメージした衣装で空中を舞う氷川きよしさん(写真提供:長良プロダクション)
2019年7月11日〜12日、2日間にわたり日本武道館で開催された氷川きよしさんのデビュー20周年記念コンサート。3公演で計2万4000人のファンが訪れた。ファンへの感謝の思いと愛にあふれたコンサートの模様を振り返る

※本記事はウェブ限定です。雑誌の『婦人公論』には掲載されておりません。ウェブでお楽しみください。

 

エメラルドグリーンの龍が!

2000年の氷川きよしさんのデビューから、今年で20年。5年ごとに行われた周年イヤーコンサートの舞台は、いつも武道館でした。5周年では、360度ファンに囲まれたセンターステージで。10周年は大宇宙から隕石とともに。15周年は白いぺガサスの背に乗って登場——毎回、趣向を凝らした演出でファンを楽しませてきました。

そして、20周年の今回、氷川さんはエメラルドグリーンの龍と一体化した姿で現れました! 最大5メートルの高さにまで上昇したリフトの上で歌ったのは、未発表曲「龍翔鳳舞(りゅうしょうほうぶ)」。コンサートのタイトルにもなっているこの曲名にふさわしく、後ろの巨大スクリーンには鳳凰が舞う映像が映し出されます。会場のテンションはいきなり最高潮に!

オープニングより。リフトの高さはなんと5メートル!


3曲目の「勝負の花道」では、黄金のスパンコールがきらめくスーツに衣装替え。その後6曲を一気に熱唱します。照明を浴びて後光がさしているかのようなその姿に、目を細めたファンの方も多かったのではないでしょうか。