「歳の数だけ歌いたいなと思いまして、42曲歌います!」

司会を務めるのは、氷川さんのコンサートには欠かせない、西寄(にしより)ひがしさん。2001年、中野サンプラザでの氷川さん初単独公演から誕生した名コンビも今年で18年目。西寄さんの氷川さんへの尊敬と愛がこもった言葉が聞かれました。

「(氷川さんのデビューした)2000年2月2日から、7101日、17万420時間が経ちました。20年の思いを込めてお送りします」

「歌い続けた、走り続けた20年。おめでとうございます」

20周年を振り返っていたのでしょうか、感慨深げな表情を見せる瞬間が多かったような印象です。

「今年の9月6日にひとつ歳を重ねて、42歳になります。だから歳の数だけ歌いたいなと思いまして、42曲歌います!」と宣言した氷川さん。途中、「暑い、暑い」と言いながら、ピンクの浴衣の裾をはだけて「ちょっとだけよ〜」とおどけます。すらっとしたおみ足が少し見える瞬間も!

「大丈夫」など元気の出るナンバーは、ピンクの着流し姿でノリよく


そして、デビュー曲「箱根八里の半次郎」から最新シングル「大丈夫」まで70作品のミュージックビデオがダイジェストで流れるコーナーは圧巻のひと言。曲が変わるごとに、会場のファンの方たちが楽しそうに隣席の人と「懐かしい!」「かっこいい!」と盛り上がっていました。

「箱根八里の半次郎」に始まる〈股旅コーナー〉では、三度傘に着流しの和装で登場。九州、東海道、箱根など旅情緒あふれる8曲に、まるで会場全体が氷川さんと旅をともにしている雰囲気に包まれます。

股旅ものコーナー。20年間、全国各地を旅してきました


そして紫の紋付き袴に着替えての「男花」から「白雲の城」まで、“理想の男性像”を投影した6曲を歌い上げました。

紋付き袴で“理想の男性像”への憧れを歌い上げる