仲間たちと一緒に成長する

普段のパク・ソジュンは、慈善活動にとても熱心に取り組んでいる。常に、恵まれない人々や天災に遭った被災者に手を差し伸べている。

こうした行動を見れば見るほど、『梨泰院クラス』の精神が思い出される。

それは何かというと、「共に歩む人たちを大事にする」ということだ。

振り返ってみると、『梨泰院クラス』も善意のドラマだった。確かに、復讐劇が強調されていたが、本質はパク・セロイが経営していた居酒屋「タンバム」に集まってきた仲間たちと一緒に成長する物語だった。

【写真】『梨泰院(イテウォン)クラス(日本盤) オリジナル・サウンドトラック』(キングレコード)

パク・ソジュンはこう語っていた。

「パク・セロイの成長がとても大切でした。私も社会的にどんな影響を与えるかを考えるようになりました」

「今まで私は社会的な議論に関心がないほうでしたが、セロイを演じて変わりました。社会的な議論を考えるようになり、私も変わったと思います」

ドラマではパク・セロイと同様に仲間たちも社会の影響を受けながら成長し、『梨泰院クラス』は希望に満ちたドラマになった。

そのパク・セロイを熱く演じたパク・ソジュン。

彼が行なう善行は、社会の一員として自分の役割をしっかり果たすことを示していた。