スピリチュアリストとして、さまざまな角度から読者のお悩みに答え、生きる指針を示してくれる江原啓之さん。現在は熱海に在住し、ていねいな暮らしをしながら日々「生きる上で大切なこと」を発信し続けています。『婦人公論』のリニューアルにあたって始まった新連載「〈幸せぐせ〉を身に着けよう」。第9回は「仲の悪い子ども達へ親としての対応方法」です。
Q 独立した子どもたちの仲が悪い。親がとるべき対応は
A)大人なのだから、流れにまかせる
B)家族として、仲を取り持つべき
家族はたましいの学校。血縁であっても他人同様
今回のお題を見て、読者のなかには「うちとは状況が違うわ」とおっしゃる方もいるかもしれません。けれど、ぜひご一読を。想像力を膨らませることは、あなたの隠れた幸せぐせ、不幸ぐせに気づけるチャンスだからです。
さて、あなたには複数のお子さんがいます。すでに成人し独立しているものの、いつしか仲違いするようになり、顔を合わせようとしません。家族全員が集まることがなくなった今、親としてどのような対応をするのが幸せへの道でしょうか。
答えを出す前に、「親子」に共通する大切な考え方をおさらいしておきましょう。それは「たとえ血のつながった親子であっても、たましいは別」ということです。スピリチュアリズムの視点から言えば、家族は学校。ご先祖様はさしずめ卒業したOB、OGと言えます。親きょうだいは、人生という課題をこの世でともに学び合う、たましいの同級生。血縁であっても他人同様です。その前提に立ってみたとき、あなたの答えはA、Bどちらですか?
たましいの視点で考えると、幸せぐせはA、不幸ぐせはBです。