クローゼットの管理ができてないために同じような服を買ってしまった…なんて経験はありませんか?(イラスト提供:イラストAC)
着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、5年間で6000人以上の受講生にアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授。第9回は「クローゼットの管理法」です。

クローゼットが管理できないことで起きる問題

10月に入りました。既に衣替えを済ませた人、もしくはこれからの人もいるのではないでしょうか。

前回は、服を減らしたい人のための「考え方」について主に紹介しました。今回は、より実践的な「テクニック」として、クローゼットの管理方法を紹介します。

よく「クローゼットがパンパンだけど、着る服はいつも同じ」「結局、クローゼットの手前にある服ばかり着ている」と耳にします。皆さんはいかがですか?

私も経験がありますが、服が増えるに従い、選ぶのは大変になっていきます。特に忙しい朝などは困りもの。結局同じ服ばかり着る、という事態にもなりかねません。

それにたくさんあることで管理もできないようになり、似た服を買っては、また増えるという悪循環も。これではムダづかいにもなってしまいます。