3回目以降には、一石三鳥の「日用品デート」

1回目のデートは、まずは予約のできるお店で2時間少々の食事をして、膝を突き合わせてお話ししてほしいと申し上げています。2回目は、水族館や博物館、フェリーや観覧車、大きな自然公園などでのゆったりしたおでかけデートをおすすめしています。

そこで迎える3回目以降のデートでは、もうちょっと日常にフォーカスしてみることをおすすめしています。

映画デートの前後にショッピングに行ってもいいですし、商店街にあるドラッグストアもデートにもってこいです。「いつもどんな柔軟剤を使ってるの? これ、いい匂い!」なんて会話をしていると、「結婚したらこんな感じかな?」とイメージが湧いてきますし、会話からお互いの家事力も測れます。

他にも、無印良品やIKEA、ZARA HOMEなどのインテリア雑貨のお店は大規模な路面店があり、デートスポットの主役にしても十分。生活の質、暮らしの価値観を共有することにもつながります。

例えば、食器や食事にどれくらいこだわるか、ソーサーや箸置きを使うような価値観があるのか、などが見えてきます。間取りやベッドルームはどうしたい? 子ども部屋はどうする? という話に展開すれば、家族の人数や子育てについて希望を話し合えるでしょう。

IKEAはファミリーのお客様が多いですから、子どもたちのはしゃぎ声をBGMに何となく新婚気分が高まるはずです。

結婚した時をイメージできるようなデートを。(提供:photoAC)

また、家電量販店では、白物家電を見ると、思い描く家族構成や家事分担への考え方につながります。「子どもが2人だったら冷蔵庫はどれくらいのサイズ? 洗濯機は? 掃除や洗濯の回数は? 共働きならルンバや食洗機があったら便利だよね」。こんな会話が自然と出てくるはずです。

さらに、「プリンターを買うなら、僕が取り付けようか?」「その歯磨き粉、ついでに買ってあげる」と彼の優しさを引き出せたら、一石三鳥。