ラクに楽しくなるように
相手の男性は、あなたが行きたい場所に次々と振りまわされるデートになるかもしれませんが、相性のいい彼ならあなたの日常を知れてうれしいと感じてくれるはず。
実際、婚活中の女性に同じようなコースをまわってもらったところ、相手の男性から「食事デートだと緊張しがちでしたが、買い物デートは彼女と一緒に暮らしているみたいで、すごく新鮮なデートでした」と非常に好評でした。
婚活中は「こうしたい」という希望はいつでも相手に伝えてほしいので、ワガママなほうがうまくいくとお伝えしています。婚活は自分軸で、自分の結婚観に基づいて決めていくので、「こうしたい」という気持ちが、婚活を理想の方向に進めてくれるのです。自分が中心で今の状況が周辺にあると捉え、ラクに楽しくなるようにしてみてください。
ただし、ラクになるようにするためには、相手にとって「何かしてあげたい」と思う、好意を向ける対象が自分になっていなければいけません。
そのためにも人間力を身につけたり、美意識や華やかさを身につけたり、キュンとさせられる態度や行動ができる自分になると、「こうしたい」をスムーズに助けてくれる人が増えていきますよ。
※本稿は、『結婚の技術』(中央公論新社)の一部を再編集したものです。
『結婚の技術』(著:植草 美幸/中央公論新社)
結婚のゆくえを決めるのは、肩書きでも外見でもなく「言葉の力」。本書は結婚相談所で1000組以上の実績を持つ婚活カウンセラーである著者が、現場やメディアで実際に反響を呼んだ効果的な言葉を、自らの持論とともに届ける1冊。学校では教えてくれない “良好な人間関係を築く極意”を身につけましょう。