「きちんとした服」は選べるのに「オフモードのときに自由に選んでいい服が選べなくなってしまった……!」そんな時こそ、本当の好きと向き合ってみましょう(提供:photoAC)
洋服に時間とお金をかけておしゃれを楽しむ人が多い一方、着回しを考えるのが苦痛、という人も多いのでは。着回しについて、人気スタイリストのあきやあさみさんは、自分が納得できる同じ服を何回も着る、「制服化」することを勧めています。コロナ禍のリモートワークで着る服が迷子になった、そんな時こそ自分の「本当に好き」を見つけて「制服化」に挑戦するチャンス。手持ちの服を見直して、服を選ぶ楽しさとは――。

手持ち服を見直すチャンス!

今までは仕事に追われ、じっくり整理する時間が取れなかったという方も、「おうち時間が増えた今こそ手持ちの服を見直したい!」と思っているのではないでしょうか。

クローゼット整理を始めたら「手持ちの8割が着ていない服で、びっくりしました」というお声も耳にします。捨てるのはもったいないし、売りに行くのも面倒だし……と先延ばしにしていた方も、ぜひ手持ち服を見直すチャンスにしていきましょう!

 

家にいることが増えた今、「制服化」に踏み出そう

「また同じ服? と言われないか不安で無理矢理週5日違う服を着ていました」というお客さまが「本当の自分は少ない服でのびのび生きたかったんだ!」と気がついて、制服化に踏み出す決心をされたこともありました。人と会う機会が減ったのは寂しいことですが、周りの目を気にしないで自由に服を着られるようになったのは少し嬉しいことですよね。

あきやあさみさんが約115日着用した、2021年 春秋の制服。白シャツ+白スカート(+カーディガン) 10月、4月〜6月の寒すぎず暑すぎずの時期は白シャツを着ていたとのこと。(写真提供:あきやあさみさん)
カーディガンはベージュのボレロタイプか、パープルのモコモコカーディガン(写真提供:あきやあさみさん)

リモートワークでファッション迷子が増加

リモートワークの普及により「今までは通勤のためにオフィスカジュアルを着ていたけれど、家で仕事をすることが多くなって何を着たらいいか分からなくなってしまった」という声も多く届くようになりました。

「きちんとした服」は選べるのに「オフモードのときに自由に選んでいい服が選べなくなってしまった……!」というお悩みです。中には「自分が心から好きな服を最後に買ったのは10年以上も前。直接人に会う機会もグッと減って、服を買うモチベーションがなくなってしまった」という方もいらっしゃいました。