ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也さん。2017年NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックでも話題となった、ミニチュアの視点で日常にある物を別の物に見立てたアート「MINIATURE CALENDAR」で創り出された世界は、日本のみならず世界を魅了しています。Instagramのフォロワーは360万人以上。今回は『婦人公論』(12月号)にも掲載中、コロナ禍で身近なモチーフとなったマスクをクリスマスツリーに見立てた作品について。
~四季を感じて~平和に繋がれ! メリークリスマスク
もうすぐクリスマスということでマスクをツリーに見立てました。
サンタの手には消毒液、ソーシャルディスタンスも確保して感染対策はばっちり。
コロナ禍の象徴でもあるマスクが少しでも楽しいモチーフになれば、とこの作品を考えました。
ここ数年で、マスクは世界中の人にとって身近な見立てのモチーフの1つに。
国や人種は違えど、ものの見方や考え方に共通する部分はたくさんあります。
文化や個性など個々の違いばかりが着目されがちな昨今ですが、同じ視点を探すことこそが、結果的に平和にも繋がると思っています。