<ステップ4>更地にして空間を作る
*「ちょい置き」しない工夫*
モノを寄せて、片づいた空間が一つでも生まれると、それまでモノに囲まれて暮らしてきた人はきっと感動するはずです。その気持ちが、さらに片づけを進める原動力になっていきます。
でも、「いきなり一部屋を片づけるのは難しい」という人もいるかもしれません。その場合は、キッチンカウンターやダイニングテーブルの上を更地──つまり何もない状態にすることから始めましょう。
テーブルにはメガネ、筆記具、調味料、薬など、日々使うモノが雑多に置かれがちですが、ひとたび「ちょい置き」が始まると、やがてテーブルの下、ソファー、床へとなし崩し的に広がっていきます。ここを更地にし、何も置かない状態をキープすることが、リバウンドさせないための鉄則です。
テーブルの一辺が壁やカウンターに接していると、壁のおかげでモノが落下しないため、その場所にモノの吹き溜まりができます。それを防ぐためには、テーブルを壁から離し、独立させてしまうのが有効です。それだけで「ちょい置き」しにくくなりますよ。