コロナ禍でおうち時間も増え、断捨離に取り組む人も増えてきました。片付けの大きな障害となるのが「捨てられない」という気持ち。どうやったらうまく捨てられるのか、「捨てるタイミング」についてすはらひろこさんに聞いた『婦人公論』2019年12月10日号の記事を再配信します。
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「片づけたのに、またものが増えてしまった」あるいは「片づけをしたくても手がつけられない」という人は多いのでは。ものを捨てるには、実は「コツ」があったのです。
(構成=島田ゆかり イラスト=柿崎こうこ)
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「片づけたのに、またものが増えてしまった」あるいは「片づけをしたくても手がつけられない」という人は多いのでは。ものを捨てるには、実は「コツ」があったのです。
(構成=島田ゆかり イラスト=柿崎こうこ)
増え続ける「もの」は処分も同時に必要
片づけの本やブログが、かつてないほど大人気です。以前は「上手に収納する」という、隙間なく片づける方法が人気でしたが、今は「ものを減らす」というメソッドが主流。
なぜなら、スッキリとした空間で暮らすと掃除が格段にラクになり、時間に余裕が生まれるだけでなく、心までスッキリして考え方や生き方まで変わってくるというメリットがあるからです。それゆえ、ものを捨てることに成功した人々に、興味関心が集まっているのです。
しかし、「ものを捨てられない」という人が多いのも事実。その理由は「もったいない」「高かった」「いつか使うかも」「とりあえず取っておこう」という気持ちが働いてしまうから。
何でもポイポイ捨てればいいというわけではありませんが、「必要なものだけで暮らす」という習慣を身につけるために、「捨てるコツ」をマスターしてみませんか。
私が提唱するのは、「捨てるタイミング」をつかむこと。生活をしていると、毎日のようにものが増えていくため、「捨てること」は不可欠なのです。収納には限りがあるし、本当に必要なものをすぐに取り出せるようにしておくためにも、不要なものと上手に決別していきましょう。