かつては「ゲーム禁止」だった小籔家でしたが、奥さんもいつのまにか考え方が大きく変わったそうでーー(写真提供:Photo AC)
成長を続けるゲーム市場。KADOKAWAグループが22年8月に発表した「ファミ通ゲーム白書2022」によると、12年に9776億円だった市場規模は21年に2兆27億円まで成長を遂げました。そんななか、遊ぶのに夢中になるのはもちろん、プロゲーマーやゲーム制作者など、ゲームにまつわる職業を目指す子どもたちも増えています。芸人・小籔千豊さんの息子さんもその一人。かつては「ゲーム禁止」だった小籔家でしたが、奥さんもいつのまにか考え方が大きく変わったそうで――。

「ゲームは1時間だけ!」

僕は元々、ゲーム禁止を推奨していました。しかし、嫁の「子供があまりにも可哀想」発言によりゲームをやっても良いに変わりました。

これだけ聞くと、嫁の方がゲームに対して理解あるように見えるかもしれませんが、そんなことはありません。

根本的に、僕はゲームは面白いと思っています。それに対して嫁は、

「ゲームはやったことないし面白くない」

「やってもいいけどほんのすこしだけ」

「外で遊べ」

「ゲームは付き合い程度で良い」

「何時間もする必要なし」

という、よくいる旧来のお母さん的な考えなのです。

嫁は最初「ゲームは1時間だけ!」と息子にキツく言っていました。その後、息子の交渉により休みの日は延長ありになったものの、基本は宿題等やらなければならないことを全て終わらしてからしかゲームをしてはいけないという姿勢を崩しませんでした。

だから息子は休みの日に、普段よりも早起きしてゲームしてましたね。

雨の日で公園に行けない、宿題も終わっている、やることが何もない、でもゲームの時間は使い果たしたからもうできない。そんな状態の時がありました。それを見て、今度は僕が(可哀想)と思ったり。

時には、本来ゲームをやってもいい時間内なのに、

「晴れてんねんから外行きーや」

と追い出されたりもしていましたね。嫁はゲームに対し、一貫してそんなスタンスでした。