若い頃から持つ「座長力」


たとえば、前述のポチ袋に入った映画のチケットを木村さんから手渡された「金華山ロープウェー」の女性スタッフさんや、騎馬武者行列を先導した「県立岐阜商業高校」吹奏楽部員、騎馬行列が円滑に行われるため、警備に関わっていらした方たちへのインタビューは長尺でオンエアされました。

若い頃から主演ドラマで高視聴率を記録し続けてきた木村さんには早い段階から「座長力」が備わっていました。
騎馬武者行列への参加は、映画のPRを兼ねたものでしたから、一般の方とはいえ、カメラが回っているところで出会った全ての皆さんが裏方さんであり、「キムタク組」の一員と言っても過言ではない方たちばかりでした。

金華山ロープウエー



そんな皆さんに声をかけたり、スタッフTシャツの背中にサインをしたり、彼らが一丸となれるように雄叫びあげたりし続けた木村さん。岐阜の街でも「座長」だったのです。
「50歳になってもなお“キムタク効果”と呼ばれるトレンドがこんなにも生まれるんだから、改めて木村拓哉さんって凄いですよね」とは、在名テレビ局の芸能担当デスクの弁。

私もメ~テレの朝ワイドにも夕ワイドにも出演しているため、こうした木村さんの神対応や、彼が産んだトレンドの数々を毎週のように耳にしていたので、まったく同感でした。

メ~テレ「木村拓哉さん」と言えば、さらに思い出すことがあります。近年、テレビ朝日系列の連続ドラマで主演する機会が多かった木村さんが、系列のメ~テレの番組のインタビューにも応じてくださる機会が何度もあったのです。