ソファの「要・不要」を判断する障害物
リビングの床にあるモノの代表格はソファです。広いリビングであれば問題ないのですが、狭いリビングだったらソファは障害物になってしまいます。
ホテルのロビーを想像してください。ソファは壁にペタッと押しつけるものではありません。まわりをぐるっと回れてしかるべきもの。後ろに空間が与えられないのであれば、ソファを置いてはなりません。障害物とは、つまり運の障害物です。
という式が成り立ちます。自分の運を損なうモノは、すなわち自分を縛るロープと考えてもよいでしょう。余計なモノ、邪魔なモノ、必要のないモノがたくさん溜まっていることは、ロープが太いということ。それが長期間であればロープが長いということ。太くて長いロープが自分をグルグル巻きにしていたら、どんな心地がしますか?
もう1つロープで表現するのなら、ロープの材質は執着の度合いです。登山用のザイルのように強い材質だったら、自分で断ち切ることはできません。つまり「運が悪い」ということは、縛られているということ。自分の身が縛られている状態にあるかどうかは、モノの量と堆積期間の長さと執着の度合いに関係しています。
私たちが「運をよくしたい」と言うのは、つまり自由度を高めたいということ。
だとしたら、住空間の自由度を高めるために、障害物となるモノを抱え込んでいないかリビングの床を見渡してみてください。
※本稿は、『モノが減ると「運」が増える――1日5分からの断捨離』(大和書房)の一部を再編集したものです。
『モノが減ると「運」が増える――1日5分からの断捨離』(著:やました ひでこ/大和書房)
目の前のモノを、ちょっとずつ!
家の中の「詰まり」を取ると運気は流れ始める!
床・テーブル・棚の上、3つの平面にモノを置かない家に、運は来る。
1日5分からできる「住空間」の整え方とは。
やましたさんの新居、全部見せて教えます!