トイレは出口。命の営みに欠かせない「出す」ところには最大限の配慮をしたいものです(『モノが減ると「運」が増える』より)
断捨離とは「断つ・捨てる・離れる」を軸にした、住まいと心の整理のこと。この3つの行動をくり返すことによって、人生を展開させることができると話すのは、断捨離の第一人者であるやましたひでこさん。掃除したいと思いつつ、モノをそのまま放置している方も多いのではないでしょうか。忙しくてもすぐにできる、命の営みの「出口」であるトイレをきれいにするポイントとは――。

「金運を上げたい」と願っていると、金運は上がらない

「やましたさんはトイレをどうやって磨いていますか?」と、ある受講生さんに聞かれました。「トイレブラシを使っていますか? 素手で磨きますか?」と。

私はトイレブラシは使わず、スポンジやペーパータオルを使って磨くのが常です。ただ、彼女が知りたいのは掃除の方法ではないことがすぐわかりました。

「やましたさんはトイレを素手で磨くから運がいいのですか?」と聞きたかったようです。つまり、「トイレを磨くと運がよくなると聞いて一生懸命磨いていたのに、ちっとも運がよくならない」と訴えていたのです。

トイレを磨くと金運が上がるという通説があります。

事実か事実でないかは別として、私もその観念を採用しています。お金を出す、排泄する。私たちにとって大切な「出す」場所であるトイレが汚かったら運がいいはずはないと思っているからです。

しかし、金運を上げるという目的を持ってトイレを磨いても、金運が上がることはありません。