床が見える割合と「お金持ち度」は比例する

3つの平面にモノを置かない――これは断捨離の掟です。床の上、テーブルの上、カウンターの上。ここをいつもスッキリ、ゼロベースにしておきましょう。

水平面にはモノを置くという「お役目」はありません。床には歩く・くつろぐというお役目が、テーブルには食事する・作業するというお役目が、カウンターには配膳するというお役目があります。

水平面があると、つい「ちょい置き」したくなるもの。1つ置くと2つ、2つ置くと3つモノを置きたくなる、積み上げたくなるのが私たちの習わし。そうやって無自覚のまま、大量のモノに囲まれて暮らすことになるのです。

いろいろなお宅を訪問して感じることは、モノに埋もれて床が見えなくなっているお宅ほど、経済的に困窮しているケースが多いこと。

『モノが減ると「運」が増える――1日5分からの断捨離』(著:やました ひでこ/大和書房)