この記事の目次
正しく計量する 正しい材料を使う
温度管理に気をつける
慣れないうちはレシピ通りに

温度管理に気をつける

バターや卵、小麦粉など、お菓子作りに必要な材料はあらかじめ冷蔵庫から出しておきます。特にバターや小麦粉などは、必要な量を計り取ってから常温に戻すようにしましょう。23~25℃くらいの温度で1時間程度置くのがおすすめです。バターは指で押すとすぐつぶれる程度、卵は触ってみて冷たさを感じない程度が目安です。

材料に温度差があるとうまく混ざらなかったり、分離やダマの原因になることもあります。冷たいままの材料を使用するレシピは、この作業は不要です。

焼き菓子の場合は、あらかじめオーブンを予熱しておくなどの工程も必要です。

「チョコは四角より丸のほうが甘い? 赤く着色された白ワインは赤ワインと区別できない? 見た目も「味」に含まれるといえる理由」はこちら

慣れないうちはレシピ通りに

「料理は科学」ともいわれるように、料理には適切な分量・材料・温度があります。特にお菓子作りでは、生地を固めたり、膨らませたりするために化学反応を利用することが多いため、わずかにレシピから外れただけでも失敗につながりかねません。煮物や炒め物などといったお惣菜よりも、アレンジやアドリブを効かせにくいという点はよく理解しておきましょう。面倒だからと計量や温度管理の工程を省くのも失敗の原因になります。

イメージ(写真提供:Photo AC)

お菓子作りを始める前に、あらかじめレシピにしっかりと目を通して全体の工程を把握し、必要な材料・道具も全て揃えておくことも重要です。料理中に材料・道具不足に気付いて慌てたり、レシピを読み飛ばして手順を間違えてしまうことなどがないようにしましょう。