「鶏手羽と大根のポン酢蒸し」
1月31日の『あさイチ』で「料理酒鍋」が紹介されて話題になりました。だしいらず、体もあったまるといいところだらけ。栄養士でありフードコーディネーターでもある藤岡操さんが「食堂のおかみ」になりきって提案するレシピ連載。大胆にも、この店のお品書きは「酒蒸し」1本! といっても、具材がや調味料が変われば趣も変わる魔法のレシピ。蒸し器がなくても、フライパンと料理酒さえあれば誰でもできるメニューの数々です。第6回は「鶏手羽と大根のポン酢蒸し」です。

本日のメニュー
「鶏手羽と大根のポン酢蒸し」

大根が美味しい時期。おでんや鍋物、サラダもいいけれど、どうやって食べようかと迷ったら、酒蒸しの出番! 今回は骨からも旨味が出る手羽元と大根をポン酢で酒蒸しにしましょう。

「ポン酢だと酸っぱすぎるのでは…」と、不安になった人! 大丈夫、ご安心を。加熱すると酸味はほどよく飛んで旨味がアップ。こってり甘辛しょうゆ味の煮物もいいけれど、飽きないのは断然さっぱり味。たっぷり食べたい大根だから、今日はポン酢蒸しで決まり!

ポン酢蒸しの味付けはとても簡単。ポン酢:酒:水を1:1:1で加えるだけ。煮物の場合は、煮汁に浸らないと味が行き渡りにくいけれど、強めの火加減で仕上げる酒蒸しなら、蒸し汁の泡が全体を包み込むから味が渡りやすく、調味料も少なくて済む。おまけに手羽元はお手頃価格の優等生。色々な物が値上がりしているこのご時世、なんと嬉しいことでしょう。 

それでは、いざ、酒蒸し。