節約を通じて、お金だけでなく、身体も心もすっきり暮らせるように

今でこそ西欧の食事がすっかり浸透しましたが、生活習慣病の一因とも言われるコレステロールの多い食材などを摂りすぎると、「倹約遺伝子」があるぶん日本人にはより多く身体にため込まれるでしょうし、やはり注意をしたいところです。

たとえばフレンチ。フレンチは一にバター、二にバターと、そのおいしさはバターで決まるとも言われます。でもフランス人の身体に問題ない量だとしても、日本人の身体で多すぎるようなら、やはり負担になるのかもしれません。

ともあれ、自分を豊かにする節約を通じて、お金だけではなく、身体も心もすっきり暮らせるように気を付けたいものです。

ちなみに、最初にお話ししたブリッジの費用は保険がきき、およそ1万5千円で済みました。70歳以降に多くなると言われる医療費、私はあとどのくらいかかるのでしょうか。

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