節約を通じて、お金だけでなく、身体も心もすっきり暮らせるように

今でこそ西欧の食事がすっかり浸透しましたが、生活習慣病の一因とも言われるコレステロールの多い食材などを摂りすぎると、「倹約遺伝子」があるぶん日本人にはより多く身体にため込まれるでしょうし、やはり注意をしたいところです。

たとえばフレンチ。フレンチは一にバター、二にバターと、そのおいしさはバターで決まるとも言われます。でもフランス人の身体に問題ない量だとしても、日本人の身体で多すぎるようなら、やはり負担になるのかもしれません。

ともあれ、自分を豊かにする節約を通じて、お金だけではなく、身体も心もすっきり暮らせるように気を付けたいものです。

ちなみに、最初にお話ししたブリッジの費用は保険がきき、およそ1万5千円で済みました。70歳以降に多くなると言われる医療費、私はあとどのくらいかかるのでしょうか。


71歳、年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活』(著:紫苑/大和書房)

71歳、ひとりシニア。子どもたちが結婚してから60代で都内に小さな中古住宅を買った紫苑さん。フリーで仕事をしていたため、年金はわずか月5万円と、お金はないけれども不安はないし、今が一番幸せ。あるものを工夫する豊かで楽しい日々をご紹介。