それがたまたま出版社の方の目に留まって本を出せるようになりました。とはいえ、最初の10年はどの本もまったく売れなかったんですよ。それでもくさらずめげず、コツコツと書き続けた結果、ツイッターでの発言がバズって大ブレイク! それ以来、本が売れるようになり、物書きを仕事と言えるようになったのです。

つまり「運がいい人」になるには、目標を明確に定めることが大切だということ。神様だって、「幸せにしてください」と漠然とお願いされても、その人が望んでいる幸せの状態がわからなければ、どうすることもできないでしょう。(笑)

目標が曖昧だったり、自分が進むべき方向を気分でフラフラ変えたりする人も、決して運がいいとは言えませんね。

たとえば、「私はお金持ちと結婚して、優雅な生活を送りたい」という目標を持ったとします。その願いを叶えるには、お金持ちが集まる婚活パーティへ積極的に参加するなどの行動を起こす必要がありますよね。

もちろん何度も失敗するでしょう。それでも、あきらめずにやりつづければ、いつかお金持ちと結婚できる可能性はあるはずです。それを途中で「何度やっても無理。だったら、キャリアウーマンになろうかしら」とあきらめて方向転換すれば、それまで積み重ねてきたことがすべて無駄になってしまうのです。

その結果、いつまでたっても自分の目標に近づくことができず、「私は運が悪い」と嘆きつづけることになります。