「昼寝」「いびき」「歯」
方法(1) 30分未満の昼寝をする
昼寝を30分未満する習慣がある人は、昼寝をしない人に比べて認知症のリスクが50%も下がるそうです。ただし、長すぎる昼寝は危険です。
60分以上の昼寝をすると夜の睡眠の質が下がり、80歳の高齢者では1・4倍も認知症になりやすくなることも報告されていますので、注意してください。
方法(2) いびきを改善する
歳をとるといびきが大きくなることがありますが、いびきをかく人は睡眠時無呼吸症候群、もしくはその予備軍の可能性があります。無呼吸になると脳に酸素がいかなくなるため、認知症のリスクが高まります。歳をとるほど睡眠中に無呼吸になる人が増えるのですが、米国の400万人の調査では、睡眠時無呼吸症候群の人は認知症の発症リスクが1・18倍になるそうです。
いびきは、仰向けでなく横向きに寝ると軽減できることがあります。また、無呼吸の症状を専門で診てくれる病院もあるので、専門家に相談するのもひとつの方法です。
方法(3) 歯を大切にする
歯は親知らずを入れると全部で32本ありますが、歯が20本以上あると、いい睡眠がとりやすくなります。歯が少ないと、睡眠時に歯をかみ合わせることができないため、気道がしまりやすくなり、睡眠中の呼吸を妨げることがあるからです。もし歯が少ない場合はそのままにせず、インプラントをすると睡眠が改善されることがあります(入れ歯の場合は、医師に相談をお勧めします)。その他、質の高い睡眠をとるには次のような方法もあります。