中古のリフォームマンションがお勧めな５つの理由

このＡ社のセミナーで講師を務めたのは、同社員で宅建を持っている営業ウーマンＭ氏でした。たぶんまだ30代前半と若いながらも、不動産営業のプロとして自信あふれる雰囲気です（しかも美人さんでした、ルッキズムでごめんなさい）。ハキハキと明るい語り口で、購入を迷っていたセミナー参加者の背中をぐっと押します。賃貸ではなく購入を考えた時、なぜ中古のリフォームマンションがお勧めなのか、Ｍ氏は以下の5つの利点を挙げました。

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１、街の選択肢の広さ。新築物件は出てくるエリアが限られます。特に都心など「好立地」ではもうなかなか出ません。でも中古なら過去数十年分のストックがあるので、新築が出にくいエリアでも、売り物件が出る可能性があります。

２、管理状態を確認できること。「マンションは管理を買え」とよく言われます。新築だとこれから管理組合を形成して運営しなくてはいけませんが、中古であればすでに運営中です。マンションの維持補修状態を見れば、適切な管理がされているかが確認できます。

３、内装や間取りの自由さ。新築は決まった間取りから選ぶのが普通です。でも中古の場合、自由に間取りを変えられます（管理組合が制限を定めている場合もありますが）。古くなれば、いずれ水回りや住宅設備を取り替える必要が出ます。なので中古で購入した時に間取りも変えてしまえば、自分の理想の暮らしにぴったりの、世界で一つの部屋が作れます。

４、財布にやさしいこと。新築に比べて当然中古はお安いです。特に最近は建築資材と人件費の高騰で新築価格は高止まりしていますから、リフォーム費を追加で払ったとしても新築よりはお買い得でしょう。

５、住み替えしやすいこと。住宅は「一生に一度の買い物」で、一度買ったらずっと住み続けるもの、と思いがちです。住宅ローンは返済に35年間かかりますから、ライフスタイルや家族構成が変わっても我慢して住み続けるものだ、と。でも、財布にもやさしいなら、ライフステージに合わせて買い換える選択肢が出てきます。

いずれも、もっともな理由です。私も同意見です。そして、このＡ社の場合、一人ひとりに専属の担当者がつき、顧客の暮らし方の癖や好み、理想を聞き出し、どんな家がいいのかを一緒に決めてから、物件を探すのだそうです。その時、すべての顧客がリフォームをするわけではなく、市場に出ていたリフォーム済み物件をそのまま買う人も実はけっこういるそう。