プレッシャーは大ありでした
3年前に『ケンミンSHOW』のリニューアルに伴いみのさんが司会を変わられるということは、ニュースで聞いていましたが、まさか自分に声がかかるとは思っていませんでした。みのさんと2007年当初から司会をされてきた久本雅美さんには、昔からとてもお世話になっています。
久本さんは、僕らが前の事務所を離れて、また一から賞レースに挑戦して頑張ろうとしている時のお笑い勝ち抜き番組で司会をされていました。その当時も声をかけてくれて、応援してくださった大先輩です。あのみのさんの後任というプレッシャーは大きかったですけれど、久本さんがいらっしゃるので、甘えて、お任せすることができると思って踏み出せましたね。僕が司会になって3年と言っても、途中でコロナにかかったり、何回か病欠してしまったので、丸々3年はできていないです。その間、相方の太田光が番組を荒らしながらも代打を務めてくれてたりと、色んな事がありながらも、ここまで来ることができました。
僕が番組に入ったのは2020年3月で、ちょうど世界中がコロナのせいで変わってしまったところからです。ロケが思うようにできなくなったり、出演者の方も数を減らしたり、前はスタジオの真ん中でできていた試食も個々に食べなくてはいけなくなりました。番組が変わらざるを得ないところからだったので、ある意味、前の通りに続ける必要はなかったタイミングですね。番組の変化については久本さんがよくご存知です。
大阪の人たちにいつもやられてます
久本さんは大阪出身で、僕は東京出身。『ケンミンSHOW』は、大阪出身のゲストの方もたくさんいらっしゃるので、僕が大阪の人たちから大阪ノリの洗礼を受けることが多い。定番の構図です。今年の新年スペシャルでは初めてロケにも行かせていただきました。「東京の田中に大阪のシャワーを浴びせたろかスペシャル」っていう感じで、コテンパンにやられましたね、ハイ。
番組には毎週一般の方に50人以上、ご登場いただいていますけど、皆さん面白くて敵わないです。どうやってあんなにノリのいい方がたくさん出演できるのか、僕にもその秘訣はわかりません。スタッフがノせるのが上手なのか、はたまたたくさんの方に取材をして抽出しているのか。