「なぜ日本だけで駄菓子文化が栄えたのか?」について東大式に考えていきましょう(写真提供:Photo AC)
誰もが知る名門「東京大学」。入学には、最難関とも言われる試験を突破する必要があります。一方、数百人もの受験生を合格に導いてきた人気予備校講師・宇野仙さんは、「東大生の多くに身近な疑問を考える習慣が備わっている」と言います。そこで「ドラゴン桜」の作家で東大生の西岡壱誠さんと、東大式の思考法を身につけられる問題を用意。今回は「なぜ日本だけで駄菓子文化が栄えたのか?」について東大式に考えていきましょう。

なぜ日本だけで駄菓子文化が栄えたのか

問題

みなさんは、駄菓子って好きですか?

駄菓子といえば10円20円といった安い金額で食べられるおいしいお菓子ですね。

「うまい棒」とか「よっちゃんイカ」とか、いろんな種類がありますが、どれも子供から大人気で、また大人になってからも買ってしまうという人も多いと思います。

また最近では駄菓子は外国人にもかなり人気で、日本に旅行に来て駄菓子を買って帰る外国人観光客も多いそうです。

そんな安い値段で子供が買うようなお菓子が売っている、という駄菓子文化は日本独特の文化なのです。

海外では駄菓子のような文化はあまり存在しないのですが、なぜ日本で駄菓子が生まれたのでしょうか?

これを紐解いていくと、実は日本の子供たちの「育ち方」に大きなヒントがあることがわかります。

我々が当たり前だと思っている身近な習慣が、駄菓子の文化を作る大きな要因になっているのです。

日本でなぜ駄菓子文化が花開くことになったのか、その謎を解いていきましょう!