築48年の中古住宅に住む紫苑さん。DIY熱はおさまるどころか、高まるばかりだそうで――(写真提供:著者)
母子家庭で、二人の子どもを育てながらフリーランスで仕事をしてきた72歳のひとりシニア・紫苑さん。そのため年金の額は月に5万円ですが、お金を遣わなくても安心して暮らすための工夫の数々をブログに記すと話題となり、楽しい毎日の様子は新聞やテレビなどでも紹介されるようになりました。その紫苑さんの節約術を日々の暮らしとともに紹介していくのが当連載。第13回のテーマは「中古住宅という選択」です。

固定資産税の季節

固定資産税の時期がやってきました。

ご存じの通り、固定資産税は毎年公示される地価により決まる税金ですが、都内にありながらも、わが家はかなり安く、少ない年金でも支払える程度に収まっているのは助かっています。

現在で築48年。購入した時点で築40年の中古住宅でしたが、当初の売り出し価格より、ずっと安く買うことができた覚えがあります。

その理由はいろいろあると思いますが、おそらく古い狭小住宅が、若い家族の購入対象に入らなかったということがあったのではないでしょうか。

ただ、安い割に水回りやリビングはすでにリフォームしてあり、すぐに住める状態だったことは当時、DIYにまったく興味のなかった私には有難かったものです。