紫苑流「家を買うときの4つのポイント」

中古住宅のメリットとして、新築より安いということがまず挙げられるかもしれませんが、注意すべき点もいくつかあります。

あくまで私自身の経験から、中古物件を選ぶときに覚えておいたほうがよさそうな点を4つ挙げたいと思います。

一、昭和56年(1981年)に施工された新耐震基準を満たしているかどうか。新しい耐震基準で建てられた家でないと、住宅ローン控除などの対象にはなりませんので注意したいところ(例外アリ)。また当然、旧基準の方が地震そのものに対するリスクも高いはず。ちなみにわが家は旧耐震基準です。
二、相場より安い、と思って調べると再建築不可の家がよく出てきます。こちらも、家そのものが現在の建築条件を満たしていない、ということになるでしょうが、その分ローンなどが組めなかったりするので、事前によく確認しておきましょう。
三、家屋の状態を知るために、住宅診断士に診断を依頼するとアドバイスがもらえるのでお勧めです。数万円かかっても、家はやっぱり一生ものですし、それで安心が買えるなら安いもの。すぐに引っ越さなければ、といった探し方はなるべく避け、十分に調査、吟味した上で選びましょう。
四、時間を変えて、何度か内覧してみる。長く住む家、朝昼夜で、日当たりや周りの環境にどんな変化があるか確かめることも大切です。